<この記事でわかること>
- 経営課題の定義と発生する背景
- 企業が直面しやすい経営課題の具体例
- 経営に関する外部人材をお探しなら「ProShare(プロシェア)」
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経営課題とは、企業の目標と現状に差がある場合に解決すべき課題のこと
経営課題とは、「企業が目指す姿」や「経営目標」と「現状」との間にあるギャップを埋めるために解決すべき課題のことです。
経営課題を放置すると、業績の停滞や競争力の低下につながり、最悪の場合は事業継続に影響を及ぼしかねません。
そのため、早期に経営課題を把握し、優先順位をつけて取り組む必要があります。
なお、経営課題はさまざまな要因によって発生しますが、近年は以下のような外部環境の変化が大きく影響しています。
■経営課題が発生する主な外部環境の変化
| 外部環境の変化 | 詳細 |
|---|---|
| 働き方改革 | 働き方改革関連法の施行により、長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方への対応が企業に求められている |
| 生産年齢人口の減少 | 少子高齢化により生産年齢人口(15~64歳)が1995年をピークに減少が進み、2024年には7,373万人と総人口の59.6%※となった。 2050年には5,540万人になると見込まれ、今後はよりいっそう、人材の確保が難しくなる |
| 消費者の価値観・ニーズの多様化 | スマートフォンやSNSの普及により、消費者ニーズの変化を迅速に捉える必要がある |
※出典:内閣府「令和7年版高齢社会白書」
企業が直面しやすい経営課題の具体例
企業を取り巻く環境の変化により、多くの企業が共通して直面する経営課題があります。
ここでは、一般社団法人 日本能率協会「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」の調査データをもとに、代表的な経営課題を紹介します。

人材の強化(採用・定着・育成・多様化への対応)の課題
近年は、多くの企業にとって「人材の強化」が重要な経営課題となっています。
人材不足や働き方改革の影響により、採用・育成・定着のいずれにおいても難度が高まっている状態です。
実際に、「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、「人材の強化(採用・定着・育成・多様化への対応)」が現在の経営課題と答えた企業が、約半数の47.7%で第1位となっています。
また、3年後の経営課題でも第1位となっており、同調査の追加質問では、とくに「次世代経営幹部候補の育成」や「課長・部長層のマネジメントの向上」を重要視する企業が多い結果になりました。
人材育成の課題ついては、以下の記事をご覧ください。
収益性向上の課題
収益性の向上も、代表的な経営課題のひとつです。
利益を確保できなければ事業の継続や投資の拡大が難しくなりますが、人材コストの上昇や円安、世界情勢不安などの影響により、利益確保の難度は高まっています。
「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」によれば、「収益性向上」が現在の経営課題だと答えた企業は47.0%となり、第2位となっています。
とくに「人材の強化」と「収益性向上」は3位以下と比較して割合が突出しており、多くの企業にとってはこの2つが優先度の高い経営課題といえるでしょう。
売り上げ・シェア拡大(販売力の強化を含む)の課題
企業の持続的な成長に欠かせない売り上げや市場シェア拡大も、多くの企業が直面する経営課題です。
消費者ニーズの多様化や競争環境の激化により、従来の戦略にとどまる企業では成長が鈍化するケースも見られます。
実際に、「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、現在の経営課題として「売り上げ・シェア拡大」と答えた企業は33.4%で第3位でした。
スマートフォンやSNSの普及によって変化した市場に対応するマーケティング戦略の見直しが求められている企業も多いことがうかがえます。
事業基盤の強化・再編、事業ポートフォリオの再構築(M&A・アライアンス・既存事業の選択と集中)の課題
事業基盤の強化・再編、事業ポートフォリオの再構築は、中長期的な成長を支える重要な経営課題です。
顧客層の拡大や商品・サービスの品質向上につなげるため、企業の土台となる経営資源(ヒト・モノ・カネ)の最適化を迫られている企業も多くあります。
なお、「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、「事業基盤の強化・再編、事業ポートフォリオの再構築」を現在の経営課題としている企業は、20.2%で第4位です。
しかし、3年後の経営課題では、26.6%に増加して第3位となっています。
中期的なスパンで事業を構造改革する必要性が高まっていることがわかります。
事業戦略ついては、以下の記事をご覧ください。
新製品・新サービス・新事業の開発の課題
新製品やサービス、事業の開発を経営課題とする企業も増えています。
これらは企業の成長を加速させる重要な取り組みですが、人材や資金の確保が必要となるため、実行のハードルが高く、早期に解決しづらい経営課題の代表例です。
「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、「新製品・新サービス・新事業の開発」を現在の経営課題としている企業は18.7%にとどまっています。
しかし、3年後の経営課題では22.3%に増加しており、将来的には事業成長には欠かせない課題と考える企業が多いことがわかります。
新規事業コンサルについては、以下の記事をご覧ください。
働きがい・従業員満足度・エンゲージメントの向上の課題
人材の定着やパフォーマンス向上のためには、従業員の働きがいや従業員満足度・エンゲージメントの向上が欠かせません。
しかし、働き方改革における人事制度の見直しなど、具体的な施策を打てずに経営課題となっている企業も多く見られます。
「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、「働きがい・従業員満足度・エンゲージメントの向上」が現在の経営課題としている企業は16.2%でした。
しかし、3年後の経営課題としている企業は18.1%に増加しており、従業員の離職を防ぐ施策が将来的に重要な経営課題と認識している企業が多いことがわかります。
人事制度の見直しについては、以下の記事をご覧ください。
株主価値向上の課題
株主価値向上は、近年、多くの企業が重視している経営課題です。
株主価値とは、企業価値から有利子負債などを差し引いた、株主に帰属する価値を指します。
「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、現在の経営課題として「株主価値向上」と答えた企業は16.0%となっており、2022年の同調査よりも4.8ポイント増加しています。
近年はグローバル競争の激化やアクティビスト(物言う株主)の台頭により、企業価値の向上や持続的成長、ガバナンスの強化などが強く求められていることがわかります。
ガバナンス強化については、以下の記事をご覧ください。
デジタル技術・AIの活用・戦略的投資の課題
デジタル技術・AIの活用・戦略的投資は、将来の企業の競争力を左右する重要な要素となっており、数年後を見越して経営課題としている企業も多いのが現状です。
とくに、デジタル技術やAIの導入が遅れると、生産性や競争力の低下につながるリスクがあります。
「第45回 当面する企業経営課題に関する調査 日本企業の経営課題2024」では、現在の経営課題と答えた企業は9.4%で第13位です。しかし、3年後の経営課題では17.7%と増加しており、順位も第7位にアップしています。
デジタル化やAIの活用は、専門人材の確保などを含め、将来的な取り組みとして重要視する企業が増えることが予想されます。
DX支援については、以下の記事をご覧ください。
AI人材ついては、以下の記事をご覧ください。
中小企業・小規模事業者が抱えやすい経営課題の具体例
中小企業や小規模事業者は、大企業とは異なる構造的な制約があるため、経営課題の優先度が違います。経済産業省「2025年版中小企業白書・小規模企業白書の概要」によると、中小企業の主な経営課題は以下のとおりです。

人材確保が最も大きな経営課題ですが、中規模企業では「省力化・生産性向上」、小規模事業者では「受注・販売の拡大」「事業承継」も重要な経営課題となっています。
これらに加えて、「価格転嫁」や「資金繰りの改善」といった経営課題も多くの中小企業が直面しています。
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経営課題の見つけ方
経営課題の見つけ方は、自社の現状を正しく把握することです。
財務状況や組織体制、人材配置、業務フローなどを可視化し、どこに非効率な業務やボトルネックがあるのかを整理しましょう。

経営課題に対する具体的な解決策
経営課題は企業ごとに異なるため、自社の状況に応じて優先順位を整理し、段階的に施策を実行することが重要です。
経営課題を解決するための代表的な施策例は、以下のとおりです。
■経営課題を解決するための施策例
| 施策 | 実施することの例 |
|---|---|
| 人材配置と評価制度の見直し | ・部署ごとの人材の不足や偏りの状況、適材適所になっているかを確認する ・1on1ミーティングなどを通じて、従業員の課題や不満を把握する ・キャリア開発支援により、従業員の成長機会を提供し定着率の向上を図る ・公正で透明性のある評価制度を導入し、従業員のモチベーションを高める ・多様な働き方や福利厚生の充実を進める |
| 経営計画の策定と共有 | ・経営理念や中長期目標を明確化し、具体的な事業計画に落とし込む ・社内外に共有し、組織の方向性を統一する ・定期的に見直し、環境変化に対応する |
| コスト見直しと資金繰り改善 | ・無駄なコストを削減し、利益率を改善する ・キャッシュフロー管理を徹底し、資金繰りリスクを低減する ・補助金の活用や資金調達手段の多様化を検討する |
| 業務フローの見直しとナレッジ共有 | ・属人化やブラックボックス化している業務を洗い出し、標準化を進める ・ナレッジやノウハウを共有し、組織全体の生産性を高める ・タレントマネジメントにより人材情報を一元管理する ・組織文化の醸成とコミュニケーションの活性化を図る |
| デジタル技術・AI活用の推進 | ・業務のデジタル化や自動化により、生産性を向上させる ・AIの活用により、業務効率化やコスト削減を実現する |
なお、経営課題の解決は、社内リソースや専門人材の不足により、思うように進まないことも少なくありません。
その場合は、外部のプロ人材を活用することも有効です。
プロ人材については、以下の記事をご覧ください。
人事評価制度の作り方については、以下の記事をご覧ください。
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経営課題のプロ人材活用事例
パソナJOB HUBが提供する「ProShare(プロシェア)」を活用し、経営課題の解決をした事例をご紹介します。
自社でのプロ人材活用を検討する際の参考としてご覧ください。
幹部候補者向け研修を再設計し、グローバル人材育成の質を向上(三井物産株式会社様)
三井物産株式会社様では、海外拠点の現地採用社員の幹部候補者向けに2年間の研修プログラムを実施していました。
しかし、現場(現業)から離れることを不安視する声もあり、より実効性の高い研修プログラムへの見直しが課題でした。
そこで「ProShare(プロシェア)」を通じて、グローバル人事の知見を持つプロ人材を活用。
研修内容の設計に入る前に、「どのような人材を育成したいのか」というビジョンの整理から着手しました。
結果として、研修期間も現地復帰後を含めた3年間の研修プログラムを再設計し、受け入れ体制の強化や運用面の具体化まで踏み込んだ支援を実現しました。
プロ人材の知見を活用し、新規事業の立ち上げを加速(東京ガス株式会社様)
東京ガス株式会社様では、新規事業としてECサイト「junijuni」を立ちあげました。
しかし、ECサイトの開発・運営は初の取り組みであり、データ活用やデジタルマーケティングに関する知見不足が課題となっていました。
そこで「ProShare(プロシェア)」を活用し、異なる専門性を持つ複数のプロ人材をアサイン。
計算型人工知能のプロ人材を通じて課題の整理と解決方針を明確化し、その後、デジタルマーケティングのプロ人材がサイト改善や広告運用を支援しました。
結果として、ECサイトの会員数は当初計画よりも前倒しで目標を達成しました。
経営課題の解決なら、「ProShare(プロシェア)」の活用がおすすめ
経営課題の解決には、現状の可視化から施策の実行まで、さまざまなプロセスが必要です。
しかし、社内リソースやノウハウが不足している場合、これらを自社だけで進めるのは容易ではありません。
パソナJOB HUBの「ProShare(プロシェア)」では、経営・営業・人材/組織・IT/DX・財務など各分野のプロ人材が多数登録しており、企業ごとの課題に応じて適切な人材を紹介可能です。
週1日からの稼働や短期支援など、必要な分だけ、プロ人材のスキル・ノウハウを取り入れられます。
これまでに2,500社以上の企業に導入されており、業界や業種を問わず、幅広い課題解決に活用されています。
導入は、ヒアリングから最短1週間で支援開始が可能です。
初めての依頼でも、コンサルタントが導入から稼働まで伴走するため、安心してご利用いただけます。
初回相談・人材提案はすべて無料なので、「社内だけでは解決が難しい」「スピード感をもって成果を出したい」といった経営課題を持っている場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
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よくある質問
経営課題とは何ですか?
経営課題とは、「企業が目指す姿」や「経営目標」と「現状」との間にあるギャップを埋めるために解決すべき課題のことです。
企業が成長し続けるためには、経営課題を正しく理解し、適切に対応していくことが求められます。
経営課題の見つけ方は?
経営課題の見つけ方は、自社の現状を正しく把握することです。
財務状況や組織体制、人材配置、業務フローなどを可視化し、どこに非効率な業務やボトルネックがあるのかを整理するといいでしょう。
経営課題の解決方法は?
経営課題の解決には、優先順位を整理し、段階的に施策を実行することが重要です。
具体的には、人材配置や評価制度の見直し、経営計画の策定、コスト削減、業務フローの改善、DX推進などが挙げられます。
社内リソースが不足する場合は、外部のプロ人材の活用も有効です。