人材不足や事業環境の変化に対応する手段として、近年注目を集めているのが「プロシェアリング」です。
フルタイム採用に比べてコストを抑えながら即戦力を確保できるため、新規事業の立ち上げや組織改革など、多様な経営課題を解決する手段として広がっています。
ただし、導入を検討するには、その特徴やメリット、活用方法を理解しておくことが欠かせません。
本記事では、プロシェアリングの基本的な仕組みから導入メリット、活用シーンまでをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- プロシェアリングの仕組みとメリット
- プロシェアリングの具体的な活用方法と導入の進め方
- プロ人材をお探しなら、ProShare(プロシェア)
プロシェアリングとは?
プロシェアリングとは、外部のプロ人材を、企業が必要なタイミングや期間に応じてシェアして活用する仕組みです。
ここでのプロ人材とは、特定分野における高い専門スキルや豊富な経験、実績を持ち、即戦力として成果を出せる人材を指します。
プロシェアリングは、フルタイムでプロ人材を採用するのではなく、課題解決に必要な期間だけジョインするため、企業は固定費を抑えつつ迅速に専門的な知見を取り入れることができます。
とくに市場や技術の変化が激しく、組織にもスピードある変革が求められる現代においては、有効な人材活用モデルといえるでしょう。
また、プロ人材側にとっても、みずからの専門性を活かしながら複数の企業で経験を積めるというメリットがあります。柔軟な働き方を実現しながらキャリアを広げられる点が特徴です。
このように、企業と人材の双方に利点があるプロシェアリングは、今後さらに需要が高まる人材活用モデルとして注目を集めています。
プロ人材については、以下の記事をご覧ください。
プロシェアリングを活用するメリット
プロシェアリングは、企業が人材を柔軟に活用できる多くのメリットがあります。
ここでは、代表的なメリットを具体的に見ていきましょう。

固定費を抑えて即戦力を確保できる
プロシェアリングの大きなメリットは、必要なときにだけ外部のプロ人材を活用できる点です。
フルタイムで採用する場合と比べて人件費や福利厚生費といった固定費を抑えられるため、コスト効率の高い人材活用が可能になります。
採用リスクを最小限にしながら、即戦力を迅速に確保できるのは、経営資源を柔軟に配分したい企業にとって大きな魅力です。
社内にない知見を取り入れられる
社内に不足しているスキルや経験を外部から取り入れられることも、プロシェアリングのメリットのひとつです。
市場環境や課題に応じて、新規事業、営業、人事、IT・DX、マーケティングといった各分野に特化した人材をスピーディーにアサインできるため、自社では補いきれない領域を強化できます。
最新の知見を取り入れることで、社内メンバーのスキル向上や組織全体の成長にもつながります。
プロシェアリングが有効なテーマ
プロシェアリングは幅広い分野で活用できますが、とくに効果を発揮しやすいのは「スピード」「専門知見」「柔軟性」が求められるテーマです。
ここでは、代表的な活用領域をご紹介します。

新規事業立ち上げ支援
新規事業は、スピード感を持って進めることと、限られたリソースで成果を出すことが求められます。
市場調査や事業企画、立ち上げフェーズなどにおいて、事業開発の経験を持つプロ人材を一時的に活用することで、リスクを抑えながら立ち上げを加速できます。
営業支援
営業戦略の立案から実行支援まで、経験豊富なプロ人材を活用すれば、短期間で営業組織の仕組みを構築できます。
社内メンバーだけでは時間がかかる改善も、外部の知見を取り入れることで効率的に成果につなげられます。
人事支援
人事制度の設計や採用戦略、研修の企画といった取り組みは、内部の視点だけでは行き詰まることも少なくありません。
プロシェアリングを通じて外部のプロ人材の客観的な知見を取り入れることで、制度改善や組織力の強化を効果的に進められます。
IT・DX支援
市場・技術の変化への対応、レガシーシステムからの脱却、システム活用推進といった課題解決には、専門的な技術や知識が欠かせません。
社内に最新技術に精通した人材がいない場合でも、外部のプロ人材を活用すれば、最新の技術動向を踏まえたプロジェクト推進が可能になります。
マーケティング支援
マーケティングにおいても、プロシェアリングは有効です。たとえば、自社に適した戦略や計画が描けない、顧客ニーズに沿った施策で成果を上げきらない、導入したツールを十分に活用できていない、といった課題が多く見られます。
外部のプロ人材のノウハウを活用することで、戦略立案から実行まで効率的に推進できます。
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プロシェアリングを導入する流れ
プロシェアリングの導入は、明確な課題設定と適切な人材選定が成功のカギとなります。導入の基本的な流れを押さえておきましょう。

1.課題を明確にする
まずは、自社が解決したい課題を明確にします。たとえば「新規事業を立ち上げたい」「評価制度を見直したい」「営業戦略を強化したい」といったテーマです。
加えて、外部人材に求めるスキルや役割、稼働期間・頻度をあらかじめ検討しておくと、その後のマッチングがスムーズになります。
2.プロ人材を探す
次に、条件に合うプロ人材を探します。
業務委託型の人材紹介サービスを活用すれば、専門分野や経験に応じて最適な人材を効率的に見つけることができます。
3.業務内容をすり合わせ、契約を結ぶ
候補となる人材が見つかったら、解決したい課題の深掘りや期待する成果について、事前にしっかりと共有します。
その上で、稼働条件を明確にし、双方合意のもとで業務委託契約を締結します。
4.稼働を開始する
契約締結後は、プロ人材が実務に入り、社内メンバーと連携しながら課題解決に取り組みます。
社内チームとの協力体制を築くことで目標達成に向けた効果的な支援が可能になります。
5.振り返りを行い、継続判断を行う
稼働中や契約終了時には、振り返りを行い、成果や進捗を確認します。その上で、継続依頼を行うのか、新たな課題で再依頼を行うのかを判断します。
定期的な振り返りを行うことで、プロシェアリングの効果を最大限に活用できるでしょう。
プロ人材紹介サービスの選び方
プロシェアリングを効果的に活用するためには、自社に合ったプロ人材紹介サービスを選ぶことが重要です。
選定の際は、以下のポイントを押さえておくと安心です。

支援実績・業界特化が合っているか
まず確認したいのは、プロ人材紹介サービスの支援実績です。
過去の事例や得意とする業界が自社のニーズに合致していれば、よりスムーズに成果を出しやすくなります。
契約形態・報酬体系が適切か
次に、契約形態や報酬モデルを確認します。
スポット支援や継続支援などの稼働形態が自社の予算や方針に合っているかを見極めることが大切です。
また、契約条件が不明確だと、後々トラブルにつながる可能性があるため、事前にしっかりと確認しましょう。
対応力・サポート体制が整っているか
最後に、マッチング後のフォロー体制も重要です。プロ人材を紹介して終わりではなく、進行管理や振り返りの支援など、導入後までサポートしてくれるサービスであれば安心して活用できます。
とくに初めてプロシェアリングを導入する企業にとっては、サポート体制の有無が成功を左右するポイントになります。
\ 約1,000名の管理職を対象に実施した、外部人材活用の調査結果をまとめた資料 /
プロ人材の活用事例
ここでは、パソナJOB HUBが提供するProShare(プロシェア)の活用事例をご紹介します。
自社でプロ人材を導入する際の参考にしてください。
【新規事業】一貫した支援で意思決定のスピードと精度が向上(サッポロホールディングス株式会社様)
ビールの製造・販売を主事業としているサッポロホールディングス株式会社様では、新たな領域への参入において、既存事業が大きいことや保守的な社風もあり、優先度が上がらないという課題がありました。
そこで、ProShare(プロシェア)の新規事業支援サービスを活用。新規事業の知見を持つプロ人材に、データビジネスモデルの構築から各企業への提案活動までの一貫した支援を受けました。
結果としてもっとも変化があったのは、数字への意識です。数字1つひとつの根拠を明確にし、それをもとにしたアクションを考えることで、事業方針の解像度が上がり、新規事業へのコミット力が高まりました。
サッポロホールディングス株式会社様の事例については、以下の記事をご覧ください。
【営業支援】物流業界への新規参入を迅速に支援し、売上3.6倍を実現(株式会社タイミー様)
スキマ時間を活用した企業とアルバイトとのマッチングサービスを展開する株式会社タイミー様では、コロナ禍において、主要顧客である飲食業界からのニーズが大幅に減少。新たに物流業界への展開を図るにあたり、業界知識や人脈が不足していました。
そこで商談スピードと確度向上を目的に、ProShare(プロシェア)の営業支援サービスを活用。
結果的に物流業界の顧客が全体の7割を占めるまでに成長し、半年間で売上3.6倍を実現しました。
株式会社タイミー様の事例については、以下の記事をご覧ください。
【人事・組織支援】管理職の変化に経営陣が驚いた研修効果(株式会社ニコンテック様)
ニコンが製造する液晶露光装置、半導体露光装置の保守、メンテナンスを担う株式会社ニコンテック様では、管理職の意識や考え方に課題がありました。また、全国に複数ある事業所間の横のつながりが希薄で、組織全体としての一体感の醸成も求められていました。
そこで、ProShare(プロシェア)のプロ人材による、自社向けにカスタマイズされた研修を導入。その結果、研修を受けた管理職の行動が明らかに変化し、経営陣からは「どんな魔法を使ったのか」と驚きの声が上がるほどの成果が見られました。
株式会社ニコンテック様の事例については、以下の記事をご覧ください。
自社に合ったプロ人材を依頼するなら、ProShare(プロシェア)
プロシェアリングは、人材不足や新しい挑戦に直面する企業にとって、有効な解決策となりえます。ただし、成果を最大化するには、自社の課題や目的に合ったプロ人材を見つけることが欠かせません。
近年では、必要なタイミングだけプロ人材を活用できる「スポット型の支援サービス」にも注目が集まっています。
パソナJOB HUBは、まさにそのスポット活用が可能な支援サービスとして、プロ人材サービス「ProShare(プロシェア)」を提供しています。
大手企業や一流企業で成果を上げてきたプロ人材が多数登録しており、企業ごとの課題に応じて最適な人材を紹介可能です。週1日からの稼働や短期支援など、必要な分だけ、プロフェッショナルのスキル・ノウハウを取り入れられます。
これまでに2,500社以上の企業に導入されており、業界や業種を問わず、幅広い課題解決に活用されています。
導入は、ヒアリングから最短1~2週間で支援開始が可能です。初めての依頼でも、専任コンサルタントが導入から稼働まで伴走するため、安心してご利用いただけます。
初回相談・人材提案はすべて無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
よくある質問
プロシェアリングとは何ですか?
プロシェアリングとは、外部のプロ人材を必要なタイミングや期間に応じて活用する仕組みです。
市場や技術の変化が激しく、組織にもスピードある変革が求められる現代においては、有効な人材活用モデルといえます。
プロ人材とはどういう人ですか?
プロ人材とは、特定分野で高い専門スキルや豊富な経験・実績を持ち、即戦力として成果を出せる人を指します。
新規事業、営業、人事、IT・DX、マーケティングなど幅広いテーマで企業の課題解決に貢献することが可能です。
プロ人材を導入するメリットは?
プロ人材を導入することで、必要なときだけ即戦力を確保でき、人件費や福利厚生費などの固定費を抑えられます。
また、社内に不足する専門知識やスキルを取り入れることで、組織全体の成長やスピードある変革が可能になります。