導入の決め手
私たちは、地域に根ざし人と暮らしに最も近い不動産という事業を中心に展開しています。暮らしに直結するからこそ、コーポレートブランドに沿った採用活動を実現したいと考えていました。今回の新卒採用は15年ぶりで、経験のある社員や、ノウハウがほぼ残っていない状態からのスタートでした。しかし同時に、一緒に働く仲間は自分たちの目で選びたいとも考えていたため、採用代行などの委託型サービスではなく、アドバイザーのように関わっていただけるサービスを探していました。
ProShare（プロシェア）は、グループ会社から紹介いただいたことをきっかけに、導入を検討しました。グループ会社の新卒採用担当者からプロ人材の話を聞き、実績はもちろんのこと、支援も非常に丁寧かつきめ細やかだと聞いて、是非依頼してみたいと感じました。
また、一時的な成果ではなく、2年目以降も継続できる体制を整えることを重視していた私たちにとって、プロ人材が社員のように伴走し、我々社員にもノウハウの蓄積をもたらしてくれる点、「人を想い、くらしを拓く」というブランドスローガンを損なわずに採用を共に実現できる点が、導入の大きな決め手となりました。
実際に得られた成果
導入してから現在まで、2年連続で採用計画目標を達成したとともに、3年目の採用活動も順調に進められています。
15年ぶりの新卒採用で、以前と異なる選考方法や流行に戸惑うメンバーもいる中、プロ人材には採用プロセスの1つひとつにアドバイス・助言をいただきました。
例えば選考は何回やるべきなのか、面接で何を聞くべきなのか・聞いてはいけないのか、採用イベントで学生にとって魅力的なのはどのようなコンテンツなのか。会社説明会ひとつ取っても、近年主流となっているオンライン形式では、キャプチャや録画を前提に、”記憶に残る資料”にすることが重要だと教えていただきました。
実際に資料のたたき台を作っていただくなど、実務の面でもサポートいただき、非常に心強かったです。
また、社内にも大きな変化がありました。面接に関わる社員にプロ人材からの説明会を実施したことで、面接官の在り方や会社としての評価軸が共通認識として浸透しました。評価基準ができたことが採用の効率化にもつながり、現場の社員やその上長の工数を削減することもできました。
さらに役員への説明や報告を重ねることで、トップ層の採用活動に対する理解も深まり、会社が一丸となって採用を推進する空気を醸成できました。
ちょうど企業理念刷新のタイミングと重なっていたこともあり、社員全員が、企業理念に紐づいた採用活動を行えたのではないかと思います。 私たちにとって最大の成果は、採用の基盤整備とブランド維持を両立し、理念を体現するブレない採用の軸を構築できたことだと考えています。
今後の展望
今後は、年齢構成の平準化を見据えて、新卒採用を毎年の仕組みとして定着させていきたいと考えています。市場の早期化が進む中でも流行を追うのではなく、人を大切にする経営理念を体現する採用活動を軸に据え、学生の方に対しても誠実さを持ちつつ効率化との両立を目指す採用プロセスを考え実践していきます。
また、入社後の社員フォローも強化するため、定期的な面談を実施し、継続的なフォローにも取り組んでいます。「社員が育つことで会社が育つ」という新卒採用の原点を、より確かなものにしてまいります。
